宮藤官九郎が描く脚本は、ユーモアたっぷりの個性豊かなキャラクターたちが登場し、世相を反映した作品が多い。これまでさまざまな作品で脚本賞を受賞してきた宮藤が2024年に脚本を担当したTBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』では、「東京ドラマアウォード2024」脚本賞、「第33回橋田賞」を受賞した。

宮藤はなぜ時代背景や社会情勢を反映したストーリーを描くのか。その裏には、「SNSをやらない」という宮藤ならではのこだわりがあった。