「NISA」や「住宅ローン」各項目の気になる評価は?

高柳光希キャスター:
項目ごとに、どのような評価をされているか見ていきます。

▼NISA対象拡大「〇政」
→「18歳以上」から未成年にも拡大するなどの案

▼住宅ローン減税の延長「〇政」

NISAの対象拡大や住宅ローン減税については、政策的問題として検討するという評価になっています。

▼ガソリン暫定税率廃止「〇」
→安定的な財源確保しようという案

▼ふるさと納税「△」
→控除額に上限という案

小野寺税調会長は2日、「返礼品に小判・超高級スーツなど、想定していない使われ方をしている」と発言しました。

年収が上がるにつれて控除額も大きくなり、年収が500万円から1000万円(2倍)でも、寄付上限額は3倍程度になっています。

【ふるさと納税の控除額】総務省より
▼寄付者の年収(独身または夫婦共働き)と寄付上限額
寄付者の年収:300万円 寄付上限額:2万8000円
寄付者の年収:500万円 寄付上限額:6万1000円
寄付者の年収:1000万円 寄付上限額:18万円
寄付者の年収:2500万円 寄付上限額:85万5000円

金融業界出身のニューレディー 肉乃小路ニクヨさん:
私の周りでも、稼いでる人の方がふるさと納税には関心を持っている傾向があるので、確かに、富裕層に多少有利な制度だということは実感しています。

井上貴博キャスター:
ふるさと納税は、そもそも都市部と地方都市の税収の格差を是正しようというものだったと思います。

高所得層が集中しやすい都市部から地方都市に流したいという意味でいえば、締め付けすぎも良くないですが、今は行き過ぎている部分もあります。バランスが難しいですね。

金融業界出身のニューレディー 肉乃小路ニクヨさん:
関係人口を増やそうという意図もあったと思いますが、実際に受け取っているものを見ると、どうしてもお金持ちが得しているなと、何となくモヤっとしてしまいます。

また、地元の自治体の財源が減るという話も聞きますので、モヤモヤしながらやっている感じです。

高柳光希キャスター:
ふるさと納税には「△」の評価がついています。「△」は「検討し後日報告する」というものです。

TBS報道局 政治部 島本雄太 記者:
党内でも結論は出ていないが、問題意識は共有されているので前向きに検討していこうという状況です。消極的なイメージではなく、前向きに検討するという意味合いです。

一方で、「二重△」の場合は「長期検討」という意味で、少し時間かかるテーマに付くマークです。