警察庁の楠長官はきょう(3日)、福島第一原発の警備状況を視察し、「原子力発電所がテロの標的となるようなことがあってはならない」と述べ、警戒をさらに強化する考えを示しました。
警察庁の楠芳伸長官は、きょう(3日)午前、東京電力福島第一原発を訪れ、廃炉の作業状況などについて東電の幹部から説明を受けました。
警察庁 楠芳伸 長官
「原子力発電所がテロの標的となるようなことがあってはならない。現在もアルプス処理水の放出や燃料デブリの取り出しなど社会の関心も高く、特に警戒を要すると考えている」
楠長官はこのように述べたうえで、「昨今、ドローンの性能が高まっているということもあり、様々な脅威にさらされていると認識している」として、実践的な訓練などにより警戒をさらに強化する考えを示しました。
また、24時間態勢で行われている警戒や警備の状況なども視察し、特別警備部隊を激励しました。
楠長官は視察後、帰還困難区域などでパトロールなどの警戒活動にあたっている部隊の拠点を訪問し、隊員を激励。
また、警察庁の長官として初めて、福島県浪江町の大平山霊園も訪れ、東日本大震災で住民の避難誘導中に殉職した福島県警の古張文夫さん(当時53)を含む、亡くなった182人の名前が刻まれた慰霊碑に献花し、手を合わせました。
その後、福島県警本部を訪れ、県警幹部らおよそ120人を前に、「良好な治安の確保こそ復興の礎です。住民の安心感を確保するための取り組みを一層推進してほしい」と訓示しました。
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