来年度末で閉校する長野市の中学校で、地域を元気に、笑顔にしようと願いを込めたキャンドルイベントが開かれました。

夜の体育館がLEDキャンドルの温かな光に包まれます。
長野市北西部にある鬼無里中学校で、11月28日に開かれたキャンドルナイト。

11年前に発生した神城断層地震で被災した地域を元気づけようと、2015年から生徒会で続けてきたイベントです。
今年は特別な思いが込められています。

竹内到生徒会長:「来年度末に閉校するので、それも含めて地域の皆さんに元気、笑顔になってもらえたらと思ってやりました」
2027年3月末の閉校が決まっている鬼無里中学校。
生徒会のスローガン、「笑顔でつなぐあと1年」をテーマに、全校生徒、2年生と3年生のあわせて10人で準備をしてきました。
生徒たちは、地元のおやき店とパン店の協力を受け、コラボ商品も考えました。

サツマイモとリンゴのおやき。そして3種類の包み焼きピザです。今回のイベントで販売しました。

イベントを締めくくったのは、キャンドルアートづくり。準備には、地域の人も加わります。およそ500個のキャンドルのあかりで、会場に星や笑顔が浮かび上がりました。

閉校まで、残り1年余り。生徒たちも、地域の人たちも大切な学び舎との別れの日に向け、思い出を重ねていきます。














