母の年齢を考えると「長くは待てない」

母・曽我ミヨシさんに抱かれる 幼少時のひとみさん

ただ、母の年齢を考えると、そんなに長くは待てない。
ごく近い未来ということになる。

家族を奪還するための前線で活動してきた家族会が高齢化に伴い、ついに世代交代をしてしまった。

北朝鮮での24年という期間を過ごした曽我さんだからこそ言えると思うのだが、47年経っても日本に帰れないという現実、助けてくれることを願いつつ過酷な環境で耐える時間が無限とも思える苦しさは、言葉では表すことができない壮絶なものだ。

それだけ流れた時間が長すぎたということでもある。