「母はどこにいますか?」曽我さんの質問に「日本で元気にしている」との嘘
曽我さんは思い切って男性に聞いた。「母はどこにいますか?」
曽我ひとみさん
「すると、この男性は『お母さんは日本で元気にしているから心配しなくてもいい』と言いました。この答えに納得したわけではなかったのですが、男性の『これ以上何も言うんじゃない』という威圧感に何も言えなくなり、それ以上母のことを尋ねることはできませんでした」
途中、知らないところで一泊し、翌日の夕方に駅に着き列車に乗り込んだ。
列車に揺られ平壌に着いたのは8月15日の早朝だった。
そこから招待所まで連れて行かれた。
招待所に入って壁にかかっている2人の肖像画を見た途端、異国であることを確信した。














