「五稜郭」にも近い函館中心部では、午後に起きた火災現場で今も消火活動が続いています。

現場の記者が中継でお伝えします。

中継:麻原衣桜記者

火事は函館の観光名所五稜郭にも近いマチの中心部で起きました。発生から3時間以上経ったいまも、消防による懸命な放水が続けられています。

先ほどまでは爆発音のような大きな音が複数回聞こえてきて、建物内部も炎で覆われていましたが、現在はここから炎は確認できません。

ただ、依然として現場付近には白い煙が大量に立ち込めていて、辺りは騒然としています。

2日午後3時前、函館の中心部・本町6番地付近の建物で、「事務所から火が出た」と消防に通報がありました。

消防などによりますと、建物の中にいた従業員は全員避難していて、いまのところけが人の情報は入っていないということです。

現場は商業施設やデパートが立ち並ぶ函館の繁華街で、立ち込めた煙に買い物客や観光客は、口元をハンカチや手で覆っている姿が多くみられました。

現場にほど近い、丸井今井函館店は店舗内に煙が流入したとして、午後4時半に営業を終了しました。

また、交通に欠かせない市電も止まっています。

火元は市電・五稜郭公園前駅そばの飲食店が入る2階建ての建物か、その隣りの雑居ビルとみられていて、延焼を食い止めようと消火活動が続いています。