未成年の少女売春 救出へ

NGO調査員
「我々は最寄りの警察署を出発し、このルートで売春宿が入るビルに突入します」長谷川さん
「摘発にかける時間は?」
NGO調査員
「2、3分でしょう。それを超えると、売春宿の人間が我々の存在に気づき、一瞬にして、姿を消してしまうでしょうから」

救出するのは、内偵調査で確認できた未成年の少女3人だ。

――こういう普通の商店街の一角にビルがある?

長谷川まり子さん
「携帯ショップ専門店とか、家電専門店とか、そういうお店が連なってる中にビルがあって、そのビルの中に20軒ぐらい(売春宿が)入っている」

午後4時、目的地にたどり着いた救出チーム。周囲を見渡すと、売春宿への呼び込みを行う女性たちが既に路上に立ち始めていた。

ターゲットの雑居ビルを発見。警察とともに、一斉に踏み込んでいく。向かったのはビルの2階にある売春宿。そこに3人の少女がいるという。

店内に入ると、女性たちが客待ちをしていた。店の奥に進み、一つ一つ部屋を捜索する調査員。

NGOスタッフ
「少女たちは?」
調査員
「男性客しかいません」
長谷川さん
「逃げたか」

さらにビルの奥へと進み、別の部屋を調べる長谷川さんたち。捜索を続けていると、この店の責任者が近づいてきた。