市は11月10日から、クマを駆除するために自治体の判断で生活圏での猟銃の発砲が可能になる緊急銃猟が行えるようになりました。ただ、市街地に出没したクマについては市民の安全確保が難しく建物への跳弾の危険性もあるとして、麻酔による捕獲を優先する方針です。

内舘茂市長は会見で「市中心部で緊急銃猟を行うのはハードルが高いところもあり、その場合は効果的に麻酔の吹き矢を撃つ。その場その場で適切に判断をしていきたい」と述べました。
一方、市は内丸など市中心部で出没や目撃情報が相次いでいる中、人的被害が発生する前に積極的な捕獲を行うことについて慎重な姿勢を示しています。現在クマの移動ルートを特定しようと調査を行っていますが、通行量が多く人が集まってしまう市街地で箱わなを設置することも効果が見込めないとして難色を示しています。














