市街地へのクマの出没が相次いでいることを受けて、盛岡市は吹き矢を使った麻酔による捕獲を推進しようと、新たに獣医師などの免許を持つ市職員7人を確保しました。岩手県から許可を受ければ2026年1月からの出動が可能だということです。

これは2日に行われた定例記者会見で発表されたものです。
それによりますと、市は市街地におけるクマ出没に対応して、吹き矢を使った麻酔による捕獲体制の整備を図るため、市保健所に勤務する獣医師6人と公衆衛生医師1人の計7人を確保しました。現在麻酔を調合する資格を取得するため、県に許可を申請していて、実施に向けた準備を進めています。許可されれば2026年1月から出動が可能になるということです。
市内ではクマの出没数(農作物被害、ふんや足跡など痕跡含む)が11月30日現在625件と、これまでの最多だった2023年度1年間の304件の2倍を超えています。捕獲頭数も122頭と、同じく最多だった2023年度1年間の62頭を大幅に上回っています。














