半世紀以上の時を経て、文書を隠した服役囚に迫る

副館長の今野久代さんは、文書に書かれていた「流転の王妃」という書籍の出版年などから、文書を隠したのは26歳以上の男性(再犯者)で、1959年から1960年ごろに服役していたとみています。

博物館網走監獄 今野久代副館長
「書き方も丁寧で、字も意外ときれい。読みたい本リストも当時ベストセラーの日記や小説、地理やその地方の特色を知っている人物。ある程度教養があって、そうしたことに興味関心がある人物だと推測しました」

重大な機密でもない文書をなぜわざわざ床下に隠したのか。その真意は謎に包まれたままです。