J2昇格を決めた「ヴァンラーレ八戸」について、青森県八戸市の熊谷雄一 市長が「市民の誇り」と述べ、懸垂幕の掲揚が決まるなど市内は祝福ムードに包まれています。

一方で、スタジアム整備が今後の課題となっています。

八戸市 熊谷雄一 市長
「Jリーグ参入7年目にして悲願のJ2昇格を達成されたことは誠にすばらしく、八戸市民の誇りであります。努力に深く敬意を表するとともに、応援を続けてこられたサポーター・市民のみなさまとこの喜びを分かち合いたい」

八戸市の熊谷雄一 市長は2日、開会した市議会定例会で、ヴァンラーレのJ2昇格を祝福しました。

ヴァンラーレ八戸は11月29日のFC琉球とのシーズン最終戦で引き分け、クラブ創設20年目で青森県のサッカーチームとして初めてJ2に昇格します。

八戸市を含む16市町村はチームのホームタウンとなっていて、市は市役所に懸垂幕を掲げて昇格を祝う予定です。

一方で、ヴァンラーレはJリーグから「J2ライセンス」を交付されていますが、施設基準の例外が適用されていて、クラブは3年以内に収容人数1万人以上などのスタジアム基準を満たす整備計画を提出することなどが求められています。

ヴァンラーレは昇格を見据え署名活動を実施していて、今後、県や八戸市に提出するとしています。

クラブはスタジアムの整備について、市と引き続き協議を重ねる方針です。