そして、飛散量については、九州から近畿では例年並みのところが多いものの、東海から北海道では例年より多く、非常に多いところもある見込みです。また、前シーズンと比べると、九州から近畿は広い範囲で減少する一方、東海から北海道では多く、非常に多いところもある見込みです。

2025年夏が全国的に高温・多照で雄花が形成されやすい気象条件となったことが要因と考えられます。一方、2025年春(前シーズン)の花粉飛散量は西日本では例年より多く、東日本と北日本では少ない傾向でした。飛散量が多い翌年は雄花の形成が抑えられるため、2026年春の花粉飛散量は西日本では広い範囲で減少、東日本と北日本は増加する条件がそろったということです。

また、日本気象協会が11月までに実施した花芽調査では、四国・中国・近畿地方ではおおむね例年並み、東海地方では例年より多い傾向が確認されています。

花粉症対策は飛散開始前から始めることが重要とされており、飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めるため、早めの対策が推奨されています。