全国でクマによる被害が相次ぐ中、野生動物を追い払う新型ロボットが注目を集めています。


11月、北海道苫小牧市で撮影された実証実験の映像です。大きなクマが何かに気づいて立ち止まると、一目散に逃げて行きました。

クマを撃退した正体は…。


北海道奈井江町の会社が2016年に開発した、オオカミ型の野生動物撃退装置「モンスターウルフ」の新型モデルです。

太田精器 太田佑治代表
「ピンポイントで音を飛ばすというようなスピーカーをつけて、ウルフの首と同時に動かす工夫をしました」

モンスターウルフは野生動物が近づくとセンサーが感知し、動物の鳴き声や人の声で威嚇します。

新たに一定の方向にのみ音が伝わる指向性スピーカーを搭載することで、音が広範囲に拡散されず、住宅街での使用も可能になります。

今後も札幌市や北海道科学大学などと検証を行い、改良を進めるということです。

太田精器 太田佑治代表
「クマにこんなに効果があるんだというのがわかって、すごく驚いています」

さらに、リモコンで音を出す携帯型の「モンスターウルフミニ」も開発中で、今後、一般向けに販売を予定しています。














