東北電力は、女川原子力発電所の情報を地域住民に説明する戸別訪問を、宮城県の女川町などで1日から始めました。

このうち、宮城県女川町竹浦地区では、東北電力の担当者2人が高台の住宅地を回り、再稼働から1年を迎えた女川原発2号機の状況などを説明しました。

2号機は、2024年10月29日に震災後初めて原子炉を起動しました。

2025年5月から6月にかけて、原子炉格納容器内の水素濃度を検出する機器の不具合があり、8月下旬に一時的に原子炉を停止しています。
住民は安全意識の徹底を求めていました。
住民:
「再稼働以降にもいろいろトラブルがあった。慣れなどが積み重なると気の緩みにもなる」

女川原発地域総合事務所 百川俊之課長:
「地域の人たちの声を聞いて私どもの情報を伝え、その声を関係者で共有して同じ認識で仕事を進めていきたい」

東北電力による戸別訪問は、女川原発が立地する女川町と石巻市の牡鹿半島で年に2回行なわれています。今回は、約3600世帯を対象に12月22日まで実施されます。














