40代で突然訪れたガンの告知

寺下雅子さん

雅子さんはコロナ禍、真っ只中の5年前、40代の若さで進行した「卵巣がん」と診断され、抗がん剤や手術治療のため入院を繰り返しました。

「全世界がコロナ禍で大変な時期でしたよね。外出は控えなきゃいけない。人との触れ合いもなるべく抑えて、そういう中で、どんどんどんどん自分の運動量や外出することが減ったので、体もなんとなく重いし、お腹がどんどん張ってきたんです」

しかし、体の違和感は続きました。「普通に過ごしているし、自分でできる筋トレとか、糖質を控えてとか、そういうことをしているのに、お腹ばかり出てくる」と違和感を覚え、ついに夫の聡さんに診てもらうよう頼みました。

診察した夫は下腹部に大きな腫れを確認。翌日病院を受診すると、CT検査の結果、下腹部には18cm以上の腫瘍が。しかも腸が圧迫され、もう少しで腸閉塞になる寸前の状態でした。

雅子さんは当時の状況について、「この時私はお腹が張るという以外に全く体に不調を感じなかったんですね。例えばお腹が痛いとか、気持ちが悪いとか、そういうことがあればちょっと何だろうって心配になっていたかもしれないんですが、ただお腹が張るだけなのに、急に卵巣がんですって言われて、私は初めて聞いた時はポカンだったんです」と振り返ります。

この時点で医師である聡さんは、CTの画像を見て状況の深刻さを認識していました。

「医師としては専門家ですので...これは何も治療しなかったら、もう2ヶ月ないかもしれないぐらいの画像でした」