患者として、家族として、そして医師として――。ガンという病気を見つめた夫婦が、自らの経験を語りました。呼吸器内科医として20年以上、がん医療に携わってきた医師の妻が、ある日突然、「進行ガン」に。2020年の診断から、抗がん剤治療・手術へと夫婦で乗り越えた闘病生活。2人は、体験談を基に、患者と医療者の立場の違いから見えてくる「同じ病気の異なる視点」についても話しました。

「ガンはある日突然見つかります」。自身の体験を語ったのは和歌山県に住む寺下雅子さんと、夫で医師の聡さん。がん相談などを行うNPO法人が企画した講演会で、がん患者やその家族、医療関係者などを前に語りました。

寺下雅子さん
「ただおなかが張るだけなのに、急に卵巣がんですといわれて私は初めて聞いた時はポカンだったんです」