不適切な契約を結んでいた問題で揺れる大阪府豊中市で、昨年度の決算が認定されない事態となっています。
なぜ不認定という事態に?

午後に開かれた豊中市議会。昨年度の一般会計決算が少なくとも1989年以降初めて「不認定」となりました。
一般会計決算とは、自治体が住民の生活に使うお金の収支をまとめたものです。豊中市では10月、去年までの5年間で、入札で発注することができた工事122件を合理的な理由なく分割で特定の業者と随意契約を結んでいたと公表しました。
さらに市の規則では、随意契約を結ぶ場合でも、費用を比較できるよう、市自らが「なるべく2社以上の見積書を集める」ことを定めているにも関わらず、「他社の見積書を集めてきてほしい」などと、1つの業者へ依頼していたケースが複数の部局で確認されました。

(豊中市 榎本弘志総務部長)「同じことを繰り返さないことが市民の信頼回復につながると思う」














