「いつもと変わらない日常」から一変
藤井さんは、尾道市の小さな島で生まれ育ちました。その後福山市に嫁ぎ、一人娘を授かりました。離婚してからは、シングルマザーとして「バリバリキャリアウーマンとして働いていた」といいます。そんな藤井さんの人生は、11年前に大きく変わります。
当時、娘は小学校6年生。藤井さんが仕事を終えて帰宅途中、交差点を渡ろうとしたときでした。前方不注意だった軽自動車にはねられました。この事故で藤井さんは頸髄を損傷し、首から下が麻痺して動かなくなってしまいました。
「ICUに入って記憶が2週間ほどありませんでした。娘も未成年ということでICUには入ることができなかった」
左骨盤、左足首も骨折し、医師からは「足首がきれいに治らなかったら切断するかもしれない」と言われたそうです。
さらに、立ち上がるだけで血圧が急激に下がり、胸が苦しくなって失神してしまう症状も現れました。自律神経も損傷し、汗をかくことができなくなりました。














