「娘を抱くこともできなくなった」。11年前、広島県福山市に住む藤井佳奈さん(50)は、一瞬にして首から下が動かなくなりました。交通事故でした。絶望の淵にいた藤井さんを救ったのは娘からの言葉でした。「できないことを数えるより、できることを数えよう」。藤井さんの前向きな姿勢は、多くの人々を巻き込みながら、新たな可能性を広げています。

「あと1歩、2歩で道を渡り切るところを左側から来た軽自動車にはねられ、一瞬にして10m以上飛ばされてしまいました」

広島市の大学で11月下旬に開かれた講演会。オンラインで参加した藤井さんは、学生たちに自身の体験を語りました。