毒性、感染力は強くなっているのか?
長崎大学医学部 森内浩幸教授:
「『サブクレードK』による感染が拡大している理由は、"ウイルス自体の毒性"が強いからではありません。ウイルスの表面構造が大きく変化し、既存の免疫が効きにくいためです」

【変異の場所】
「サブクレードKは、ウイルスが細胞に入る際の「ドアノブ」の役割を果たすタンパク質、ヘマグルチニン(HA)の遺伝子に、アミノ酸が7個変わるという大きな変異が入っています」
【免疫の回避】
「この変異によって、私たちが過去のインフルエンザ感染やワクチン接種によって獲得した抗体がうまくウイルスに結合できず、ブロックする力が弱くなってしまっている。感染がより拡大しやすくなっている。中には重症化する人も出てくるだろうと予測されます」














