北海道東部沖で捕獲したクジラ肉を乗せた世界で唯一の捕鯨母船が27日朝、北海道・苫小牧港に入港しました。

27日午前7時すぎ、苫小牧港に姿を見せたのは、東京の会社が運航する捕鯨母船「関鯨丸」です。

関鯨丸では、捕鯨船から引き上げたクジラを厳格に温度管理された船内で解体し、冷凍保管まで行えるため、品質の良い生肉が出荷できるのが特徴です。
今年は北海道東部沖などで、ニタリクジラやナガスクジラなどを捕獲しました。

岡本貴寿カメラマン
「脂が乗っていて臭みがなく、とても美味しいです」

共同船舶 立木末広取締役
「ナガスクジラを食べてもらう機会が北海道で広がっていけばいい」
27日は、札幌や下関、福岡の市場に向け、生肉約3トンが出荷され、札幌の中央卸売市場では28日、入札にかけられます。














