名古屋市の河村たかし前市長が中止した、名古屋の相生山緑地を通る道路の工事。先週、広沢市長が再開を表明したことに、市民団体が反発しています。

名古屋市天白区の相生山緑地を通る道路の建設は、1993年に決まりましたが、希少な「ヒメボタル」の生息地を守るため、計画区間の約8割が完成した後の2014年に、河村たかし前市長が工事の中止を決めました。

しかしことし11月21日、広沢一郎市長は未開通区間の工事を再開する意向を示しました。市長は自然環境に配慮すると説明していますが、「生態系への検証が不十分だ」とする市民団体が工事再開の撤回を求めました。

(市民団体)
「住民市民に対して説明がないまま、(広沢市長は)急きょ議会で答えられた」

広沢市長は今後、市民団体と面会する予定です。