北電泊原発3号機の再稼働に向けた議論が加速しています。26日、北海道神恵内村と共和町が同意することを表明しました。
一方、北海道議会が26日開会し、鈴木知事の最終的な判断が注目されます。

三國谷浩司記者
「開会時刻を40分が過ぎましたが、本会議が始まりません」
道議会は初日から開会が遅れました。

泊原発の再稼働について25日、鈴木知事が「再稼働はやむを得ない」と同意する方針を、最大会派の自民党・道民会議の議員のみに示したことに一部の会派が反発したためです。知事は、議論の前から「火消し」に追われた格好です。

一方、立地4町村では大きな動きがありました。

神恵内村 髙橋昌幸村長
「再稼働のために必要な安全性は、十分保たれていると判断し、隣接自治体として再稼働の同意することにした」

共和町 成田慎一町長
「泊発電所3号機の再稼働の地元同意について、立地地域として同意する意向を表明します」
すでに再稼働に同意を表明している泊村に加え、26日は神恵内村と共和町も同意を表明しました。

岩内町も、町議会で同意を採択しています。この動きに鈴木直道知事は。
鈴木直道知事
「泊原発の再稼働に関しては、本日開会した第4回定例道議会において議論させていただきたいと考えています。いただいた質問に対し、私の考えをお示ししたい」

関係者によりますと、鈴木知事は、28日の道議会で再稼働に同意する方針を示したうえで、12月上旬にも泊原発を視察し、地元の町村長らと意見交換したのち、正式に同意を表明するとみられています。















