当時12歳のタイ国籍の少女が、都内のマッサージ店で違法に働かされていた事件。タイ現地を取材すると、人身取引の実態の一端が見えてきました。

12歳タイ少女の事件から見る「人身売買問題=世界の問題」

高柳光希キャスター:
タイ国籍の12歳少女が、都内マッサージ店で性的サービスをさせられていた問題。9月、少女が東京入管に駆け込み、事件が発覚しました。

少女は2025年6月、母親と一緒に日本に入国。その際、母親が少女を店に紹介。母親は「また迎えに来る」と言い残し、少女は店で働くこととなりました。

竹本記者は実際にタイを取材したとのことですが、そこから何が見えてきましたか。

TBS報道局 社会部 竹本真菜 記者:
現地での取材を進める中で見えてきたのが、「人身売買の問題は、タイ・日本だけではない、世界の問題である」ということです。