民間交流の重要性とヘイトの危険性
城山教授は政府間関係が冷却化する中でも、民間レベルの交流を維持する重要性を強調しています。
「これだけ日中関係が悪くても、中国国内では日本のことが好きな人がたくさんいるし、日本に来たいと思っている人もいる。日中関係をよくしようと頑張っている人もいる」と指摘。
同時に「SNS上で中国に対するヘイトや差別に繋がる発信は、必ず抑制していかなければならない」と警鐘を鳴らし、「理性的な民間人同士の日中交流を活発化させるような動きを支えていかなければならない」と述べました。
過去の経験からも、政府間関係が悪化しても民間交流が日中関係を支えてきた歴史があると城山教授は強調。「2012年の尖閣国有化後も、インバウンド観光客や留学生が日中関係を支えてきた」として、今回の危機も長期的には乗り越えられると展望を示しました。














