経済への影響は?水産物輸入停止と観光客減少
今回の対立で北海道経済に最も影響が出るのが、中国政府が日本産水産物の輸入停止と訪日中国人観光客の減少です。
水産物については「これから再開されるというタイミングだったわけですから、まさに日中関係改善の象徴みたいなものを突然止めることによって日本側にダメージを与える意図がある」と中国側の意図を城山教授は分析しています。
観光については「北海道の観光業は非常に素晴らしい資源がある」としながらも、「雪まつり前の2月中旬の春節の時期に、観光客は昨シーズンに比べれば、だいぶ減少することは間違いない」と予想しています。
特に団体客の減少を懸念していて、「団体客は旅行会社や航空会社がアレンジしているため、中国政府からすれば締め付けやすい。一方で個人客、特にリピーターは日本の良さを理解している人たちなので、いくら政府が引き締めたとしても来る人はそんなに減らないのではないか」と城山教授は見ています。














