今後の展望:「高市政権が続く限り、冷却化は続く」

 日中関係の今後について、城山教授は長期化する可能性を指摘しています。

「習近平氏の頭の中では、高市政権が続く限りこの問題は続く。高市総理が辞めない限り、この問題はどんどんエスカレートして、冷たい関係は続くと捉えた方がいい」と厳しい見方を示しました。

過去の例として、小泉政権時代の靖国神社参拝を挙げ、「小泉首相は2001年から2006年まで靖国参拝を続け、最後の方は中国の胡錦濤氏が小泉総理(当時)を相手にしないという方針を打ち出した」と説明。「安倍さんが次の総理になって、関係改善させるというのが中国のやり方」だったと振り返ります。

今回も同様のパターンになる可能性があり、「高市さんの支持率が上がるほど、この問題は悪化し続ける」と予測しています。