▼安倍元総理が旧統一教会の関連団体へ送ったメッセージ 山上被告「絶望感と危機感」

 旧統一教会への恨みを増大させていった山上被告。そして、安倍元総理が旧統一教会の関連団体に送ったビデオメッセージについては…

 (山上被告)「最初は(安倍元総理が)現役の間には出ない良識はあったんだなと。逆に1度出てしまったら、これがずっと続いていくんだとしたら、(旧統一教会が)どんどん社会的に認められて、問題のない団体だと認識されると思った。被害を被った側からすると非常に悔しい、受け入れられないなと」
 (弁護人)「感情的に表現すると?」
 (山上被告)「絶望感と危機感」
 (弁護人)「怒りは?」
 (山上被告)「安倍元総理本人に対してではないけど、そうなっていることに対して、怒りというか……困るという感情」

 これまでの裁判で山上被告は起訴された内容をすべて認めていて、弁護側は不遇な生い立ちが事件の動機に大きく影響していると訴えています。

 一方、検察側は被告の生い立ちが量刑判断に影響すべきではないと主張しています。