4回の着替え、靴を変える…容疑者の「逃げ切れるだろう」自信の表れか

井上キャスター:
大津容疑者は、逮捕前の任意の取り調べに対して「(朝霞駐屯地で)午前6時ごろから昼ごろまで、仕事に使う服の手入れなどをしていた。その後、帰宅してからどこにも行っていない。赤坂にも行っていない」と供述しています。
また、大津容疑者は、4回着替えをしていたということです。

【大津容疑者 事件前後で4回着替え】
自宅:出発時は私服姿
↓
朝霞駐屯地:青っぽい上着(着替え1回目)
↓
赤坂(事件現場):黒い上着(着替え2回目)
↓
朝霞駐屯地まで:青っぽい上着(着替え3回目)
↓
自宅:帰宅時は私服姿(着替え4回目)
井上キャスター:
ある程度、捜査をかく乱させたかったのか、ということも想像できます。

また、事件前と事件後で「靴」が変わっていました。事件前は白っぽく見えますが、事件後は白ではない靴に見えます。この辺りからはどのようなことを感じるのでしょうか。

元兵庫県警 棚瀬誠 刑事部長:
推察ですが、警察が防犯カメラのリレー捜査をしてくることを強く認識していたと思います。服を着替えて、靴を変えて、その回数を重ねれば重ねるほど、警察はリレー捜査ができないだろうと。逆に言えば、これは計画性の表れであり、自信の表れだと思います。
結果として、そんなことはなく、警察はきちんと容疑者を特定したことになりますが、靴を変えるのも1つの計画性の表れだと思います。
井上キャスター:
計画性の表れの一方で、ハッキリ言いますと甘いですよね。
元兵庫県警 棚瀬誠 刑事部長:
正直申し上げると、自転車で20km戻ったことには正直びっくりしました。例えば、途中で地下鉄に逃走手段を切り替えるなど、いろいろな逃走の仕方があったはずです。そこが「着替えれば追いかけられないだろう」という自信が表れているのだと思います。














