大分市佐賀関の大規模火災は発生から7日目を迎えました。きょう、被災した住民を対象に初めての説明会が開かれました。
記者
「火災発生から7日目の朝となりました。あちらの住宅街は鎮圧状態ということですが、現在も立ち入りが制限されています」
住宅などおよそ170棟が焼け、1人が死亡した大分市佐賀関の大規模火災。きのうまでにのべ950人以上による地上からの消火とともに、きょうもヘリコプターからの散水が行われましたが、丸6日が経った現在も鎮火には至っておらず、現場への立ち入りは制限されたままです。
記者
「避難者を乗せたバスが避難所から規制線の中に向けて今、出発しました」
このような中、きのうまでの2日間、警察や消防が同行した現地確認が行われ、被災した住民が発生後初めて規制線の内側に入りました。
そこで目にしたのは、崩れ落ちて原型をとどめていない焼け焦げた住宅や、付近一帯を埋め尽くす大量のがれき。変わり果てた地元の景色に多くの住民が言葉を失いました。
被災した人
「主人と2人で一生懸命共働きで家を建てたのに、一瞬のうちにあんなになってビックリしました。涙も出ない」
「多分ここら辺が家だろうなっていうところもほぼ何もなかったので、火事でこんなになるのかなって思いました」
また、大分市はきょう、被災者を対象に今後のり災証明発行のスケジュールや公営住宅などへの入居について初めて説明会を開きました。
説明会の出席者
「可能な限り、この地域の人たちが(また)同じところに住めるような対策を考えてほしい」
避難所にはいまだ69世帯108人が身を寄せています。
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