
生態の調査が進む中、24日始まった野生動物の国際的な取引を規制するワシントン条約の締約国会議。全種類のウナギを国際取引の規制対象にするEUの提案を採択するかが焦点です。日本は「二ホンウナギの資源量は回復傾向にある」としてこの提案に反対しています。
鹿児島はウナギの養殖生産量トップですが、養殖する稚魚の多くは輸入に頼っています。このため、取引が規制されれば、ウナギの価格高騰につながるおそれがあります。
こうした中、安定した資源を確保するためにも、謎の多いウナギの生態解明が急務です。

(鹿児島大学水産学部 安楽和彦 教授)「ウナギの住みやすい環境は何か、ウナギの資源量を増やすためにどのようなことが必要かについて、ここでヒントを得て、新たな技術開発に大学としても取り組んでいる」
漁協と鹿児島大学などは今後6年間、生態調査を続け、ウナギの資源保護にもつなげていきたいとしています。














