首都圏で学ぶ長野県出身の学生のために、100年余りにわたって運営されてきた寮が閉鎖され、記念の式典が行われました。
東京都三鷹市にあった男子学生寮「千曲寮(ちくまりょう)」は2025年3月に閉鎖され、運営してきた法人も解散します。

22日に上田市で行われた式典には県内外から100人以上のOBが集まりました。
□50年前に寮生活を送った男性:
「本当に楽しかった思い出しかない。同郷の人間が集まって同じ釜の飯を食う。地元の仲間が集まっているので安心感もあった」
千曲寮は長野県青木村出身で、東急グループの創始者である五島慶太さんなどが発起人となり、1918年に設立されました。しかし、建物の老朽化や後継者不足から運営の継続が難しくなったということです。
土地や建物の売却益など2億5千万円は、長野県と青木村に教育支援金として寄付されます。














