長野県諏訪市の造り酒屋で新酒の蔵出しが始まり、日本酒ファンが搾りたての味と香りを楽しみました。

諏訪市の宮坂醸造では22日、軒先に新酒ができたことを知らせる青々とした「杉玉」が吊るされました。

関係者の鏡割りに続き、この日を待ちわびた日本酒ファンに振る舞われたのは搾りたての新酒「あらばしり」です。

新酒を味わった人たちからは「おいしい」「甘みがあるが飲んだ後はすっきりする」といった感想が聞かれました。

□宮坂醸造 宮坂勝彦さん:
「夏の暑さがコメの硬さに影響して心配だったんですが、思った以上にコメがきれいにとけてくれてよい仕上がりになりました」

日本酒の仕込みは寒さが厳しくなるこれからがピークですが、コメの価格が高騰したことから、宮坂醸造では、去年(2024年)よりも減産する予定だということです。