“代打の神様” 転機となった打席「めちゃくちゃプレッシャーだった」

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代打としての自信がついたのは、和田豊選手(現在は阪神のヘッドコーチ)の代打として起用された時だと言います。

(八木裕さん)
「僕が、和田さんの代打で行ったんですよ。和田さんの代打。ありえないでしょ?」

「僕、和田さんに結構お世話になっていて、若い頃からよく食事も行かせてもらって、お世話になっていて、すごく仲良くしてもらってたんですよ」

「ある時、和田さんがちょっとだけ調子悪くて、そこで、『おい、八木行くぞ』って言って、和田さんがネクストから帰ってくる時にすれ違うわけですよ」

「めちゃくちゃプレッシャーかかって、結局その人の打席を奪うわけです。奪って僕は行くわけですよ。結果出さなきゃいけないわけじゃないですか。それ、すごいプレッシャーなんですよ」

「そこで『腹をくくって行くしかない』と思って、結果が良かったんですよ。それで自信がついたんです。代打でやっていけると」

そんな八木さんが、阪神時代にチームメートとしてともにプレーした新庄剛志選手。2004年の現役引退後、阪神コーチ・解説者などを経て、2023年に再び共闘することになったのです。

【第2話】「代打の神様」八木裕が見た「監督・新庄剛志」とは
【第3話】「こんなに練習しなくていいんだ」現代野球に驚愕
【第4話】 バット直撃で脳に出血も「割り算ってどうやるんだったかな」
に続く

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【画像⑤】は、還暦を迎えた八木裕さん(中央)、聞き手のジャーナリスト・春川正明さん(右)RSK山陽放送・福田雅アナウンサー

【画像⑤】RSKラジオ「春川正明の朝から真剣勝負」より 左から福田雅アナウンサー・八木裕さん・春川正明さん