重なると発症リスク約3.6倍 感染しやすい「5タイプ」 

南波キャスター:
インフルエンザに「かかりやすい人」と「そうでない人」がいます。そのリスク要因を調べたデータがあるんです。

弘前大学・京都大学・大正製薬の共同研究チームが、20歳以上の約1000人の血液検査、生活習慣、職業など、3000項目以上のデータを収集し、調べたところ、「インフルエンザにかかりやすい5タイプ」が判明しました。

【インフルエンザにかかりやすい5タイプ】
※考えられる5つのパターンと、リスク要因の背景

▼血糖が高め
→免疫低下
▼肺炎の既往歴あり
→元々感染症への抵抗力弱い可能性
▼多忙・睡眠不足
→免疫に関するホルモンの乱れ
▼栄養不良
→免疫細胞弱くなる
▼アレルギーあり
→呼吸器のバリア機能弱める

また、「5タイプ」の複数の要因が重なるとリスクが増加するとのこと。

例えば、▼肺炎の既往あり、▼血糖が高め、▼睡眠不足、と3つのリスクが重なった場合、リスクがない人に比べ、発症リスクは約3.6倍になるそうです。

山内あゆキャスター:
逆に言えば1つでも、どれかのタイプをクリアできればリスクは下がるということですよね。

例えば、▼肺炎の既往あり、▼血糖が高め。これらは体質などによるものなのでどうしようもないですが、▼多忙・睡眠不足、これを解消する努力をするだけで、リスクを下げることができるというデータでもありますよね。

南波キャスター:
まさにそういうことです。5タイプは重なるほど、インフルエンザのリスクを上げる要因になります。睡眠を取る、栄養を摂るという点など、自身の意識で気をつけられることもあるというデータになっています。