石川県は、奥能登4つの公立病院の救急・入院機能をのと里山空港周辺に新設する基幹病院に集約する構想をまとめました。

奥能登2市2町にある4つの公立病院は、人口減少や深刻な過疎化の影響で収益が悪化し、病院機能の維持が難しくなっています。
石川県は2024年から医師や各自治体の担当者らで構成する検討会を開き、医療体制について議論を重ねてきました。

20日に4回目の会合が開かれ、のと里山空港周辺に設置する新たな基幹病院に救急・入院機能を集約し、最先端の予防医療を提供するなどの大きな方向性が示されました。
出席した委員からは、医療従事者の確保が急務との声が上がり、石川県は職種ごとに必要な人数を精査したうえで、医師の研修環境の整備や、総合診療医の養成などに取り組むことにしています。

馳浩知事「この課題をどうやって解決するのか、やっていかなきゃいけない責任を感じている」
石川県は新病院の開院まで6年から7年かかると見込んでいて、大きな方向性について2026年に公表するとしています。














