大分市佐賀関で起きた大規模火災は発生から3日目を迎えた今も消火活動が続き、現場周辺では立ち入りが規制されたままです。170棟以上が焼けた被災地では避難生活が長期化し、住民からは体調面や自宅の状況を案じる声が相次いでいます。

大規模な火災から3日目を迎える大分市佐賀関の漁港です。現場には規制線が張られ今も立ち入ることはできません。この地域では170棟以上4万8900平方メートルが焼けました。

20日も朝から自衛隊のヘリなどによる消火活動が続いています。また、火元とみられる建物から性別不明の1人の遺体が見つかっています。50代の女性がのどにやけどを負いました。

市民センターに設置された避難所には午前7時時点で、70世帯・108人が避難。地元の医師が持病のある人の問診を行っています。DМATも派遣され、避難者のケアにあたっています。

また、県の備蓄品の段ボールベッド150台が持ち込まれました。食事やベッドの設置など支援は続いていますが、避難している人からは「体がきつい」「自宅に戻れず、どうなっているかわからない」といった声が多く聞かれました。