どう防ぐ?
──その生態を逆手にとって、マルカメムシを防ぐ手立てはありますか。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「おうちでできる最も効果が高い手法に絞って整理しますね。まずはおうちの周りを見てみましょう。
昼間、白い壁などにポツンとついているマルカメムシがいたら黄色信号です」
「冬越しさせない対策を取りましょう。まずはおうちへのアクセス制限です。窓やドアなどは時々開けるだけで風が流れ、カメムシは嫌がってくれます。
普段使わないサッシや結露抜きの穴などは本格的な冬になるまで一時的に隙間テープで塞ぐのもいいでしょう。
さらにマンションや最近の一戸建てにはよくある換気口のメッシュフィルターの点検と交換、点検口や屋根裏の隙間補修、外壁と窓枠の目地の劣化確認と補修など、外と中をつなぐわずかな隙間を見ておくのは大切です。
マルカメムシは隙間が数mmあれば十分侵入可能で、大きな開口部より、こういうちょっとした隙間を見つけてやることがカギになります」














