中国が日本産水産物の輸入を事実上、停止している中、木原官房長官は会見で中国側と技術的なやりとりを継続している状況だと説明しました。

中国外務省は日本産水産物の輸入について「日本側は現在約束した技術的な資料を提供していない」と主張し、事実上、輸入は停止しています。

木原稔 官房長官
「中国による輸入再開の発表後、第1便となる輸出が実施されたことを受けまして、現在、中国側と技術的なやり取りを継続している状況であります」

木原官房長官は20日午前の記者会見で、中国側と技術的なやりとりを継続している状況だと説明しました。

その上で、引き続き中国側に対して▼現在、申請中の輸出関連施設の速やかな再登録を含む輸出の円滑化を働きかけていくことや、▼残された10都県産の水産物の輸入規制の撤廃等を強く求めていく考えを示しました。