東京・池袋の雑居ビルの1室で、違法パチスロ機を30台設置し、客に賭博させていたとして店長の男ら3人が現行犯逮捕されました。店は、今月までの1年半の間におよそ1億4000万円を売り上げていました。

常習賭博の疑いで現行犯逮捕されたのは、東京・豊島区のパチスロ賭博店「ハピネス」の店長・比嘉勇貴容疑者(31)と、いずれも店員の須田雄治容疑者(57)、対馬嘉男容疑者(47)の3人です。

比嘉容疑者ら3人は今月18日、豊島区・池袋の雑居ビルの1室で違法なパチスロ機で客に賭博をさせた疑いがもたれています。また、店を捜索した際、男性客10人も賭博をしていたとして、現行犯逮捕されましたが、その後、全員釈放されています。

警視庁によりますと、店は午後9時から午前9時の営業で、1点25円、40円、100円と選択するかたちの違法なパチスロ機が30台設置されていたということです。また、警察の摘発を免れるためにインターネットカフェの看板を出して運営されていたということです。

店は会員制で、路上での客引きや客の知り合いなどを通じて新たな客を入店させていて、およそ500人の会員がいたとみられます。去年5月ごろから今年11月までの間におよそ1億4000万円を売り上げたということです。

比嘉容疑者ら3人と客10人は取り調べに対し、全員容疑を認めているということです。警視庁は、暴力団が関与しているとみて詳しく調べています。