山口県下関市の前田晋太郎市長は中国側からの延期の連絡を受け19日、会見で取りやめとなった交流事業について「しばらく静観する」としました。
前田晋太郎下関市長
「しばらく静観をしてですね、われわれ事務方としては特に火花を散らしたりとか、今回のやりとりを機にですね、状況が悪くなるようなやりとりがないように気をつけて丁寧にやっていきたいと思います」
下関市の前田市長は18日から20日まで3日間の日程で、中国の太倉市や蘇州市、上海市を訪問する予定でした。
2017年に下関港と友好港協定を結んでいる江蘇太倉港の視察のほか、蘇州市で会議やセミナーに出席する予定だったということです。
しかし、16日に中国側から「延期してもらえないか」との連絡があり、訪問を取りやめました。
明確な理由の説明がなく、市は台湾有事を巡る高市総理の発言が影響しているかどうかは分からないとしています。
前田市長は「行政として民間の状況が悪くならないように努めていく」としました。
市は今後、改めて中国訪問の日程を調整したいとしています。














