捕獲の網をすり抜け足跡も残さなかった“OSO18”その恐怖再び…
OSO18。道東の標茶町や厚岸町で66頭もの牛を襲い、肉を食べることを学習したクマです。
捕獲の網をすり抜けるすべを身に着け、足跡もほとんど残しませんでした。

OSO18は2023年、ハンターによって駆除されましたが、17日、北海道標茶町に再び緊張が走りました。

石黒拓海 記者
「こちらの牧場では、おととい、外のスペースで飼育していた乳牛が大けがをしているのが見つかりました」
飼育している子牛の前脚に、40センチほどの傷が見つかったのです。傷は骨にまで達していました。
牧場内でクマの痕跡は見つかっておらず、標茶町はクマか野犬に襲われたとみています。

NS牧場 中村吉平さん
「夜は牛舎の中に牛を入れて、2頭目の被害を出さないようにしていく。町もすぐ近く、すぐそこに住宅があるので町の皆さんもすごい怖いと思う」

佐藤教授はクマは学習能力が高い動物のため、まずは畑などに入らせないようにする対策をとることが大切だと話しています。














