「私が彼を最後まで面倒を見るので」監督の支えと目覚ましい成長

それが、安全面を心配した学校側の「受け入れ体制」です。これまでハンディキャップがある選手の在籍はありませんでしたが、指導歴27年の佐藤正臣 監督が支えることを決めました。

佐藤正臣 監督
「彼が野球部に入りたいという気持ちを尊重したかったので、私が彼を最後まで面倒を見るのでということで、親御さんにも話をしましたし、決断しました」

こうして始まった高校生活。凰介さんの成長はまわりの心配を振り払います。入学したばかりの時はまっすぐに歩くのが精一杯でしたが、9月の運動会ではバトンを握り、腕を大きく振りながら力強くグラウンドを駆けました。

この記事の画像を見る ♦この記事のニュース動画を見る ♦この記事を最初から読む

少しずつ筋肉がつき、部活でもできることが増えていきます。