警察からの要請を受けて行方不明者の捜索や事件の捜査にあたる「嘱託警察犬」の審査会が、19日長崎市で行われています。

審査会は2年に1回行われていて、今回はシェパードやラブラドール・レトリバーの12頭が審査されています。
嘱託警察犬は普段一般家庭で飼われている犬たちで、県警からの要請を受け行方不明者の捜索や事件の捜査に協力します。

午前中はにおいを辿って遺留品をさがす「足跡追及」の審査が行われました。

指導手:
「いつもの練習のようにちゃんといってくれました。行方不明者や犯人を確実に追うような犬に育ててあげたいです」
長崎県警刑事部鑑識課・中田健一課長補佐:
「嗅覚人間の3000倍から1億倍と言われていますし、体臭の識別能力も100万倍と言われてます。聴覚も人間の4倍もありますので、一緒に(事件を)解決できれば」


長崎県警には現在8頭の嘱託警察犬が登録されていて、ことしは1月から9月末までに26件出動しています。審査は19日午後まで行われ、合格した犬は2年間任務にあたるということです。














