大量死が確認されている青森県の「陸奥湾ホタテ」に関して、県は20日に開会する定例県議会で、1億円の支援を行う経費などを盛り込んだ補正予算案を提出すると明らかにしました。

宮下宗一郎 知事は18日に開かれた自民党の議員総会で、20日に開会する定例県議会に提出される11月補正予算案について説明しました。

補正額は141億円あまりで、主なものでは高水温により大量死が確認されている「陸奥湾ホタテ」の対策などです。

今後の養殖に重要な卵を生む親貝を確保するため、年明けから3月まで出荷を抑制することに伴う損失を補てんするための基金に対して、1億円を補助するための経費としてあてます。

また、職員の給与改定にかかる経費に22億円あまり、市町村への交付金などで117億あまりが計上されました。

定例県議会は20日に開会し、12月8日までの19日間行われます。