史上最年少で“生涯ゴールデンスラム”(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米の四大大会すべてとパリパラリンピック)を達成した車いすテニスの小田凱人(19、東海理化)が「GQ MEN OF THE YEAR 2025」のベスト・アスリート賞を受賞、9月の東京世界陸上男子400mで34年ぶりに日本男子の決勝進出を果たした中島祐気ジョセフ(23、富士通)が今後の活躍が期待される若き才能を“FUTURE MOTY”を受賞した。
今年は圧倒的な強さを見せた小田は白のスーツで登壇、1月の全豪の決勝で敗れた以外は全勝、2025年は1敗で終わった。「やりきったなという感じで、1年終えることが出来た」と安堵の表情を浮かべた。
車テニス以外でやってみたい事を聞くと「あんまり自覚ないんですけど、声を褒められることが多くて、声の仕事とかはやってみたいなと。興味ありますね」と笑顔。来年の目標は「今年は1月のオーストラリアオープン(全豪)で1回負けているので、来年はそこも獲って無敗で1年を終えるように、明日から練習しますし、さらに来年レベルアップ出来るように頑張りたい」と前人未踏の1年間無敗宣言が飛び出した。
9月の東京世界陸上男子400mで34年ぶりに日本選手決勝進出を果たした中島も白のスーツにブラウンの靴で登場「ちょっと緊張していますね。大きいアワードとかに招待していただくことは初めてなので」と硬い表情を見せた。
ファッションについて聞くと「僕が特にお気に入りなのがこのシューズが、結構色とか含めて。金とブラウンの組み合わせとかも結構、自分らしいなと。金色とかネックレスで試合とかでも使ったりしますし、茶色の服とかも結構、着たりするので秋から冬にかけて白と茶色と金というのが凄く気に入ってますね」とおしゃれにも気を使っていた。
東京世界陸上で一躍脚光を浴びたが「今回いろんな方面の方々から反響をいただいて、メディアにも出演させていただいて、やっぱり話のプロの方の話の引き出しだったりとか話の内容の深さだったりとか凄い一流で活躍される方っていうのはどんなジャンルに置いても卓越性といったところで凄い刺激を受けた」と話し「陸上を外に広めるっていう役割を考えた時にも他の分野でもちょっと成長していきたい」と口にした。
来年7月の愛知・名古屋で行われるアジア大会に向けては「金メダルというところはもちろんなんですけどタイムに置いても43秒台に突入して、ぶっちぎりで優勝したい」と宣言。さらには「世界一を獲る。北京世界陸上でのメダル獲得と2028年のロサンゼルスオリンピック™で金メダルを獲るというところが最大目標です」と力強く語った。














