石川県の能美市や小松市で栽培される特産品「加賀丸いも」の初競りが18日朝、金沢市で行われ、最高級品のプレミアムに、過去最高となる高値が付きました。

もっちりとした強い粘り気と芳醇な風味が特徴の「加賀丸いも」は、地域の優れた農産物のブランド価値を守るため、国のGI認証に登録されています。



18日、金沢市中央卸売市場で行われた初競りでは、特に大きく形が整った最高級品のプレミアムに注目が集まりました。

2個入りのひと箱に付いた値は5万5000円!

石川県内を中心にレストランを展開する「ぶどうの森」が競り落とし、6年連続で過去最高値を更新しました。


レストランのシェフのマルコ・サントスコイさんは「競り落とせて心からいい気持ち。スフレを作りたいと思っている。香箱ガニと合わせて料理を作りたい」と競り落とした喜びを語りました。

南加賀地区丸いも生産協議会の近藤拓郎会長は「毎年最高値を更新してくるからどこまで行くのかなと来年も楽しみにしている。今年は夏も暑かったので水もたっぷり与えてあげて少し大きめなのかなと思っている」と話していました。

南加賀地区丸いも生産協議会によりますと、2025年は年末までに約95トンの出荷を見込んでいるということです。