乾燥による肌トラブル放置すると皮膚炎に
乾燥肌は、皮膚のバリア機能の低下で起こります。

健康な皮膚は、食品用ラップ1枚ほどの薄い角質で乾燥から守られていて、角層は皮脂や天然保湿因子などで構成され、バリア機能を維持し、細菌などの外から来る刺激からも皮膚を守ってくれます。

ただ、気温が下がると、皮脂の分泌量が減り、バリア機能が乱れて隙間ができ、空気の乾燥で皮膚の水分が蒸発しやすくなります。
これが乾燥肌につながるのです。
高松ひろこ皮フ科 高松紘子 院長
「これがひどくなると、炎症を起こして、今度は赤くなったり、さらに盛り上がったりする皮膚炎の状態に結びつくので、ドライスキンを放っておくと、いろいろな皮膚炎トラブルをさらに引き起こす」
悪化すると皮膚が硬く分厚く・・・
さらに、皮膚の炎症が悪化すると…

高松ひろこ皮フ科 高松紘子 院長
「『貨幣状湿疹』という、丸い形の赤い発疹が多発したり、『苔癬化』といって、炎症細胞が蓄積して分厚くなって、非常に治りにくい状態になったりしますね。保湿ってのは上手に使ってもらうのが大事かなと思いますので、お風呂上がりの保湿剤であるとか、手に関しては洗うたびに保湿をしてあげるというところ、ハンドクリームとかも上手に利用されたらいいと思います」














