サッカーJ3「ヴァンラーレ八戸」は、この週末のJ2昇格は決まりませんでしたが、昇格に王手をかけ、選手とサポーターは次節ホーム最終戦白星で有終の美をつかみます。
高知に乗り込んでのアウェー戦。
白のユニフォーム「ヴァンラーレ」はスコアレスで迎えた後半、何度も相手ゴールに攻め込み、終盤には妹尾がクロスからヘディングで狙うも得点を挙げられず。2試合連続のドローで、勝ち点1を積み上げるにとどまりました。
ヴァンラーレ八戸 石﨑信弘 監督
「昇格がかかる試合は、かなりプレッシャーがかかる。残る2試合につなげられる勝ち点1だと思って前向きにいく」
一夜明けた16日は、昇格を争う鹿児島とFC大阪が敗れれば次節を待たずして昇格が決まるなか、サポーターたちは八戸市内の公民館に集まり、11月23日のホーム最終戦で掲げる新たな「応援旗」を作っていました。

サポーター歴7年の男性
「周りの試合展開もうちの試合結果も含めて、みんないつも以上に気にしている。まだ落ち着かない感じ。選手たちがこれを見て、少しでも勇気をもらえればと思って、みんな集まって作業してくれている」
サポーターたちは作業をしながらも時折、手を止めて中継に見入っていました。

鹿児島とFC大阪がいずれも引き分け、この週末のヴァンラーレの昇格は決まりませんでしたが、前向きに捉えています。
サポーター歴9年の男性は
「ちょっと楽になりました。昇格は。勝たれるときつかったので。どっちかには」

選手たちは、16日に青森に戻り、黙々と練習を重ねました。
昇格が視野に入る終盤戦で、1か月白星から遠ざかっていますが、イレブンが目指すのはあくまで自力昇格です。
攻守の要 MF 音泉翔眞 選手
「ミーティングで話したが、(他チームの結果は)意識せず、次の自分たちの試合で勝てば16日の結果に関係なく(昇格が)決まるので、自分たちに矢印を向けて次の試合を勝って、ホームで決める」
チーム最多12得点 澤上竜二 選手
「たくさんの人が来てくれると思うので、その方たちと喜び合えるのは、すごく大きなことだと思う」
引き分け以上で初のJ2昇格が決まるホーム最終戦。
選手・サポーターは「白星」で有終の美をつかみます。














